1966-03-18 第51回国会 衆議院 決算委員会 第10号
○松永政府委員 米軍が管理中に、その管理しておったダイヤモンドの中から、一つは被略奪国への略奪物資としての返還をいたしております。これは当時のスキャッピンによりまして、連合軍自体が略奪物資と認めて、連合国に返還いたしているものがございます。それからもう一つは、日本の国内産業の産業用に使用するということで、中間解除されたものがございます。
○松永政府委員 米軍が管理中に、その管理しておったダイヤモンドの中から、一つは被略奪国への略奪物資としての返還をいたしております。これは当時のスキャッピンによりまして、連合軍自体が略奪物資と認めて、連合国に返還いたしているものがございます。それからもう一つは、日本の国内産業の産業用に使用するということで、中間解除されたものがございます。
こういう経過があって、中には略奪物資等もあって、返還したものもあるようですが、いずれにしてもこれはいろいろ桐生のほうに持っていったり、三井信託へ入れたり、三菱銀行へ入れたりしている期間中に、いろいろよからぬうわさなど立ったのだろうと思うのですけれども、とにかくそういう経過で接収されたダイヤというものが日本銀行の地下に現存しているようでありますけれども、このダイヤの処理にあたりましては、学者とか、あるいは
米軍の時代、あるいは戦争中等にこの供出を受けたダイヤが軍のために若干は使われたという事情、それから占領中に米軍がこれを接収した後、このダイヤの一部を外国に略奪物資として返還をしたということはございます。それからなお日本の経済、民生の安定のために、一部工業用ダイヤをレリーズするというような措置を講じたことは聞いております。
○阪田証人 ただいまお示しの清算貸借対照表は、昨年の十二月三十一日現在のものでありまして、私どもの持つております資料は日が違うのでありますが、この中で、接収商品及び略奪物資、連合国財産二億四百四万五千九百四十四円という項目がございます。この中にダイヤの関係の勘定も含まれておるわけであります。接収勘定といたしましては、私どもの数字では一億九千六百五十四万百一円という数字がございます。
あなたの方から御報告になつた略奪物資として返したものもあります。十二万七千カラツトないしは日本国内に三万数千カラツトのものを、三十数箇所の各航空会社とかあるいは時計の会社とか東芝という方面に配給あるいは払下げになつたのも知つております。しかしながら、それとこれと違う数字がたくさん出ております。
全国からどれだけ装身具用のダイヤを買つたのか、それから全国から工業用のダイヤをどれだけ買つたのか、あるいは軍が外地から持つて来たのか、あるいは略奪物資があつたのか、戦争中に日本で戦争のためにどれだけダイヤを使つたのか、その使つた残りが現在日本銀行に集積されているものだけで妥当なものであるのかどうか、こういう行政上の適正であるか不適正であるかということを調査して、お互いによりよい生活を求めるような結果
○政府委員(酒井俊彦君) 軍関係の持つておりましたものにつきましては、殆んど金だけでございまして、金は多少南方諸地域から持つて来て、略奪物資として認定されて、又返還されたというようなケースもございますけれども、まあ金が主でございまして、ただそれがその軍需会社に貸付と言いますか、材料として使わせるために貸下げてあつた分を軍需会社がそれは自分のものだという報告をされ、或いは陸海軍の資料じやこうであると…
それからダイヤモンドにつきましては、これはまだ正確な鑑定をいたしておりませんので、やはり目録に提示されておる数量のみを掲示してありまして、それから非常に多岐でありますが、占領軍が管理中におきまして略奪物資として認定いたしまして、被略奪国に返還されたものがこれだけあるというものを掲示したのでありまして、この数字は主として賠償庁の数字を掲示してあります。
そこで一応大蔵大臣の説明を了といたしまして、略奪物資として返還したのであれば、それは賠償庁に記録がなければならぬと思つて、賠償庁の記録をすぐとつて調べてみましたところ、大蔵大臣の言うことはでたらめだということに結論はなつた。それ以来そのままになつて今日に至つたのであります。世間では実はあまり金高が大きいから、みな夢物語りぐらいに考えている。実はそういうふうな空漠なものではありません。
○溝口三郎君 秋田木材が略奪物資の梱包用木材の売買について、内務省の調査局と契約をいたした点につきまして、契約書の案文について内務省所管の略奪や、撤去用梱包材の買入、輸送、積卸し、保管、供給等の、こういう作業を秋木は内務省から請負いという條項に基いて、その手数料等においてはマル公の一割二分を支拂うという契約になつていたのでもが、そこで問題の四万五千石の金額を内務省で支拂つた場合には、それは検收ということは
賠償庁におきましては、現在賠償事務以外に、特殊財産事務と申しまして、日本にありまする連合国人所有の財産の返還の事務、それから日本にあります元ドイツ人の財産の処理、それから更に略奪物資と申しまして、 〔委員長退席、理事溝淵春次君委員長席に着く〕 占領地から戦争中こちらへ持つて来ました物資の返還の事務、そういう仕事がたくさんございまして、大体現在の定員の百二十九名のうちの半数が特殊財産の事務でございまして
それらについては、どういうふうにあなたの所は略奪物資の梱包や何かについては殆どそれだけを主たる業務としてやつている。こんな簡單な契約書をやつているときに、ちつとも内容も調べずにいい加減に書類をこしらえて、局長があとで印を捺してしまつたというようなことになつて来たのです。
その理由としていろいろ努力をされて、略奪物資の数量を減したとか、或いは当然返還すべきものを国内に拂下げをしたとかいうようなことで使用量が非常に減つたというようなお話でありますが、減つたにいたしましても当初の計画数字と実際の使用量との間に余りにも多くの喰違いがあるように思いますが、そういうような喰違いはどういうところから起きたのか、その理由を経緯を御説明願います。
○世耕委員 理財局長にこれ以上お尋ねすることもむだだと思いますが、実は私の計算器よると、現在の公定価格で百五十億、やみ値にすれば数百億、それがただ略奪物資なりという名目で引揚げられたということはしかたかない、占領下でありますから……。内容を知らぬということはないでしよう。金がもし銀だと言われたらどうなさる。
その後それが引揚げられ、かつ接收せられたということ、並びにこれが司令部の民間財商管理局によりまして略奪物資である。当時軍が海外から持ち帰つたものであるという認定を受けておる。こういう事実を承知しております。
この銀塊につきましては、司令部に接收せられまして、その後司令部の民間財産管理局におきまして、略奪物資であるということを認定せられておる次第であります。